「ランスタッドは人生のパートナーになれる」派遣・正社員・転職…さまざまなタイミングで寄り添える存在に
ランスタッドでは、2024年4月に大きな組織改編がありました。そのなかで、専門性を持った複数のチームが合流し、新しい組織として「タレントセンター本部」が発足しました。
タレントセンター本部は200人超の組織。
この中には、各エリアのお仕事を紹介するチーム、求人掲載を担当するチーム、物流に特化した登録チームで形成され、そのなかに全国お仕事紹介センターも含まれています。
そんなタレントセンター本部の本部長に、前回インタビューさせていただいた河合さんが就任されました。今回は、このような変化のなかで、トップに立つ河合さんの目指す方向性についてお伺いしました。
「Partner for talent(人材に寄り添う真のパートナー)」ランスタッドの新しい方針
河合:ランスタッドのグローバルとして「Partner for talent(人材に寄り添う真のパートナー)」という新しい方針が決まりました。
(※ランスタッドでは求職者の方のことをタレントと呼んでいます)
今後は派遣で働いていただいて終わりということではなく、しっかりと寄り添っていくという方針が掲げられています。タレントセンター本部はその部分を大きく担っていくことになります。
―――組織再編で、各エリアや全国お仕事紹介センター、求人掲載を担当するチームなどが一つにまとまりました。
河合:ランスタッドではこれまで、同じ日に北海道と九州で登録したとしても、少しプロセスが違っていたりとか、サービスレベルが違ったりしていた部分があると思うんです。
たとえば全国規模のチェーン店があったとしたら、日本中どこの店舗に行っても同じサービスを受けられますよね。
タレントセンター本部として、サービスレベルにしてもプロセスにしても、全国的に向上させて整えていきたい。全体の統制を取っていくということができるようになると思います。
組織立ち上げにあたって掲げた3つのビジョン
―――河合さんが新しい組織で取り組んでいきたいことや、目指している方向性について教えてください。
河合:タレントセンター本部の立ち上げにあたって、本部のビジョンを3つ掲げました。
Talents First(タレントファースト)
One Randstad(ワンランスタッド)
Diversity(ダイバーシティ)
まず1点目。タレントファーストはこれまでもずっと「スタッフ満足度最優先」と目標に掲げていましたが、これはもう当たり前のことだと思っていて、タレントファーストで行動するということがまず一つ。
次に2点目のワンランスタッドです。私はいつもレストランに例えてお話するんですけど、派遣のお仕事っていう入口から入ってきた人と、正社員やエンジニアという入口から入ってきた人がいたとします。そのときに、別の入口だとお出しするメニューが全然違っていたんですね。
―――派遣のお仕事希望のタレントのお話を聞いていると、エンジニアのお仕事にご希望が近いかな…と思っても他部署と連携を取ることが難しいこともありました。
河合:会社全体の組織図も大きく変わっていくなかで、それぞれの事業本部を横断している、横ぐしを刺すことのできる組織はタレントセンター本部だけなんです。
なので、どの入口から入った方にも全部のメニューをしっかり見てもらいたい。本当にやりたいお仕事を発見できるように、気付いていただけるようにするというのがすごく重要なのかな、というふうに思っています。
―――社内の別のチーム同士が手をつないで、ランスタッドのメニューの中から、タレントが本当に望んでいることに寄り添えたらいいですよね。
ランスタッドは人生のパートナーになれる
河合:もう少し深いお話をしたいと思います。ランスタッドは人生のパートナーになれるんです。
―――人生のパートナー!素敵な言葉です。
河合:学生のアルバイトとして、単発や短期の派遣で働いていただいているタレントもたくさんいらっしゃいます。そこから正社員の人材紹介なども行っていますので、正社員になっていただいたり、派遣社員を続けていただいたり、選択することができますね。
社員としてお勤めの方には転職支援のサービスがあります。正社員である程度キャリアを重ねてこられた方にはヘッドハンティングもありますし、最終的にはエグゼクティブのサービスもランスタッドにはあるんです。
―――私たちはタレントにずっと寄り添うことができるんですね。
ダイバーシティ推進 異なる背景・視点が組織に豊かさをもたらす
河合:ビジョンの3点目はダイバーシティ。その人それぞれの異なる背景や視点が、組織に豊かさをもたらすという風に思っています。これはもう全国お仕事紹介センターでやってきて、答えが出ていることなのかなって自分では思っています。
ですので、今後は全国お仕事紹介センターだけにとどまらず、タレントセンター本部としても今後はダイバーシティを推奨していきたいと思います。
チャレンジド社員の業務範囲については、タレントにお仕事を紹介したり、仕事内容を求人広告として作成したり、同じような仕事をしてもらえるようにしたいな、というように思っていますね。
―――以前のインタビューではチャレンジドを中心に全国お仕事紹介センターについてお聞きしました。
男女、LGBTQ、年齢など、障がいの有無だけではないダイバーシティを推進していきたいですね。
河合:コーディネーター(※)は、比率で言うと20代~30代の女性が多いのが現状です。それを一気に変えていきたい。今は20代~60代男性のコーディネーターは少ないと思うんですよ。
(※求職者の方の登録面談を行い、お仕事を紹介する担当をランスタッドではコーディネーターと呼んでいます)
スタッフさんは男女問わず20代~60代まで多くの方がいらっしゃいます。ですので、我々サービスを提供する側に、20代~60代の男性コーディネーターがいなかったら、その方たちが何を求めているか気付かないと思うんです。
そういった意味でもダイバーシティを推奨していきたいですね。
―――前回のインタビューでは、一度組織が完成したら卒業して、新しいものに挑戦したいと言われていました。まさしく現在そういう状況ですが、どんなお気持ちですか?
河合:今はわくわくしてます。どうやって組織をまとめて、トランスフォーメーションをしようかというものを、頭の中に描いているものがあるんですけど、まだこの場では言えないですし、もう楽しみにしててくださいとまでしか言えないですね(笑)。
―――楽しみにしています!