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自分をさらけ出しながら、まわりとの関係をつくっていく。中堅メンバーに聞いたコミュニケーションの秘訣

総合人材サービス会社である弊社、ランスタッドには、国内に97の拠点があります。このたび「もっと地方拠点や色々な部署・そこで働く人について知りたい!」という声を受けて、ランスタッドのnoteでは、支店を特集するシリーズをはじめました。

今回は、新潟支店の皆さんへ聞き込み調査をおこない、支店のイチオシ社員の2名の方へ取材を実施。お二人に話を聞いていくと、「なにかあったときには、人に頼る」「みんなで進んでいく」というチームを意識した言葉が多く聞こえてきました。

2023年4月に昇格されたお二人から、チームを意識して働くようになったきっかけや、「人に頼ること」にハードルを感じている人に向けた「頼り方」のポイントなどをお聞きしました!

ひとりで完璧を目指すのではなく、みんなで助け合いながら楽しく前に進んでいく

スタッフィング事業本部 東日本本部 北日本エリア 新潟支店
プリンシパルコーディネーター
山﨑 繭美Mayumi Yamazaki
専門学校建築設計科を卒業後、設計事務所や工務店で営業、設計、現場管理を経験し、2014年4月にランスタッドに入社。

入社のきっかけは、ランスタッドへの派遣登録!

ーーまずは、山崎さんが、いつ、どんな経緯でランスタッドに入社されたのかをお伺いしたいです!

ランスタッドには2014年に中途で入社したので、9年目になります。
その前は、もともと建築系の学校を出ていたこともあり、ずっと建築関係の仕事に就いていました。現場管理、営業、設計など、広域の業務に携わっていて。でも、29歳のときに、もっとプライベートの時間が取れないと疲れてしまうと思って転職を決意しましたね。

事務職へ転職することを考えて資格取得もしたのですが、なかなか転職先が決まらず‥‥。結局、他社で派遣登録をして、事務職として派遣で1年間働いていました。そのときに、同じ職場で、ランスタッドから就業されていた派遣スタッフの方から「ランスタッドにも登録してみれば?」とお声がけをいただいたんです。

せっかくならと思って登録してみたら、「今、ランスタッド社内で、人材コーディネーターの求人が出ているんだけど、興味ない?」と社員さんが連絡をくださって。今までの営業経験も活かしながら、人と接する仕事ということに惹かれて応募して、ご縁があって今ここにいます。

ーー人材コーディネーターの仕事は、ランスタッドに派遣登録してくださっている方へご連絡して、就業状況をお伺いしたり、求職者の方へお仕事を紹介したり。場合によっては、営業社員と連携して求職者の方とご就業先との職場見学に同行したりもすると思います。もともと事務職を希望していたとお伺いしましたが、実際にやってみていかがでしたか?

いやー、難しいなと。営業経験はありましたが、今までと接する層が違うし、いろんな考えの方がいらっしゃることを感じました。自分より年上の方へお仕事を紹介する場面も多いので、伝え方や言葉遣いも一つ一つ考えながら対応することが大変で、最初はぜんぜん仕事に慣れることができなかったです(笑)

あと入社した頃は、自分の数字さえクリアできればいいやというスタンスでいたんです。前職の営業時代も、お互いに数字を取り合うような雰囲気の中で働いていたので。でも、昇格してリーダーになったときに、もっとみんなに目配りしなきゃいけないと思い、たくさんもがきました。

リーダーとして、お互いに助け合える環境をつくっていく

ーーリーダーになった当初の葛藤についてお伺いしたいです。

4-5年前に昇格させていただいて、リーダーとしてチームをまとめる役割を担うようになりました。「なんでも完璧にやらなきゃいけない」「チームを引っ張るような存在にならなきゃいけない」と思っていて、メンタル的にも結構きつかった時期ですね。
周りを引っ張るとか、チームをまとめるとかって、実は苦手で‥‥。でも、その苦手なことを完璧にやらなきゃいけない!と思いすぎてしまって、つらかったんです。

でもその時期に、先輩から「みんなそれぞれ良いところがあるんだから、みんなに頼っていいし、自分なりのリーダー像をみつけてもいいんじゃない」と言っていただいて、気持ちがすごく楽になりました。
それから徐々に、みんなの良いところをみつけて頼ることを意識するようになって、今ではみんながお互いに助け合おうと動いてくれる、みんなで頑張ろう!という気持ちが強いチームになっていると感じます。

ーーみなさんの力を借りながら、つらい時期を乗り越えたのですね。でも、「こうあるべき」という理想のリーダー像から抜け出すのは、なかなか大変そうです‥‥。

すっごく大変でした。まずはみんなの良いところをみつけるために、もっとみんなのことを知りたい!と思って、月1回、支店の人材コーディネーターだけで会議をする機会を設けたんです。

会議では、直接業務に関係することだけではなく、みんなの今の課題や不安を感じていることをテーマにして、ワークショップやディスカッションの形式で考えます。例えば、前職がブライダル関係の方から接遇について学んだり、パーソナルカラー診断を実施して、人から見た自分の印象が色でどう変わるのかをみんなで話し合ったりしました。

ーーまず、みんなで集まる機会をつくったのですね。みんなの良いところを見つけることもできましたか?

そうですね!みんなの良いところや強みを共有し合うことができました。
業務からすこし離れた会話をするきっかけにもなって、自然とお互いの距離が縮まって、自分も含めて楽しく働ける人が増えてきたように感じます。また、みんなにも主体性を持って、もっと前向きに働けるようになってほしいという思いもあったので、お互いがお互いを気にかけて、助け合いながら働ける環境がつくれて良かったと思っています。

解決できないことは、自分をさらけ出してまわりに相談する

ーーお話しを伺っていて、山崎さんはこれまでも何か困ったことがあれば、誰かに相談したり、頼ったりして前に進んでこられたんだなという印象を受けます。

そうですね、相談します。やっぱり、最初は自分で解決したくてもがくのですが、自分では解決できないから今に至っているわけで。いろんな人に相談して、たくさんアドバイスを聞きながら進めていこうと思っていますね。

ーーそうなんですね!誰かに相談するときに意識していることは何かありますか?

自分をさらけ出す意識をしています。何ができていないのかわからないぐらい何もできていないときには、現状を洗いざらい話しながら紐解いていくんです。話していくと、ここがダメだったんだ、これが課題なんだ、ここをこうしたら良いんだって、状況が少しずつ整理されて、新しい視点に気づけることが多いなと思います。

ーー「自分をさらけ出しながら、仲間を増やしていく」山﨑さんのようなリーダーのスタイル、素敵だなと思いました。役割が変化する中で、自分個人だけではなく、みんなで動くことへの意識が強まっていった山﨑さんのお話しや葛藤、つらい時期の乗り越え方など、とても参考になりました。


営業15年目!自分なりのスタイルで、まわりとの信頼関係をつくっていける面白さ

スタッフィング事業本部 東日本本部 北日本エリア新潟支店
プリンシパルコンサルタント
野村 和基Kazuki Nomura
2008年にランスタッドの前身となるアイラインへ入社し、人材派遣営業に従事。2011年に、フジスタッフ、アイラインの2社が経営統合してランスタッドとなり、同社の同営業として勤務。

新卒から15年、苦境を乗り越えて手に入れた「なんとかなる」マインド

ーー野村さんは、新潟支店のことに精通されていると伺いました!地元も新潟ですか?

2008年に新卒で入社して、その頃から新潟県に勤務しています。2012年に長岡支店へ異動して、2016年にはまた新潟支店に戻ってきました。
地元は隣の長野県ですが、長野には支店がなかったこともあって、社会人になって営業に配属されてからはずっと新潟です。新潟で結婚して家も建てたので、ずっと新潟に住むつもりでいますね。

ーーすごい。新卒で入社されて15年、ずっと新潟なんですね!これまでの期間、地域もそうですが、他の会社を見てみたいと思うことはありましたか?

今はそう思うことはないですが、昔は近しい感情を持っていたこともありますね。
2008年に入社して、翌年の2009年にリーマンショックが起こったんです。当時は、ランスタッドにM&Aされる前のアイラインという会社に務めていました。

まわりの人がどんどん辞めていく中で、営業としてなんとか売上をあげないといけない状況で、テレアポを月に3,000件したりと大変な時期でしたね。でも、そんな状況でもまわりの先輩や同期たちがみんないい人だったので、お互いに協力しながらなんとか生き延びたという感覚があります。そのときにお世話になった人たちとは、今もたまに連絡を取り合ったりしますね。

ーーそれは壮絶な経験ですね‥‥。でも、最初にその苦境を乗り越えた野村さんなら、あとの大抵のことは平気そうな気もします(笑)

そうですね。15年やってきた経験や実績もあるので、今は、何事も最終的には「なんとかなる」と思えていると思います。それでも、年に何回かヘビーな仕事に直面することはありますが、仕事が納まったあとは「よく頑張った!」と自分を褒めるようにしています。自分へのご褒美としてお酒を飲んだり、数字を達成したら欲しいものを買ったり、なにかモチベーションになるようなことをしますね。

嘘をつかずに素直に伝える営業スタイルで、クライアントからの信頼を得ていく

ーー野村さんからのお話からは、営業として軽やかに働く秘訣が伺える気がします。営業という仕事は好きですか?

好きになりましたね。最初はいわゆる「御用聞き」のように、クライアント企業の要望にいかに応えるかを考えてばかりいました。でも自分なりに新規クライアントへ営業提案にいってみて、その提案や交渉をクライアント側が受け入れてくれるような、自分主体でおこなった交渉がうまくいくという成功体験が積み重なっていって、徐々に面白いなと感じるようになりました。

ただ、そう思えるようになったのは、働き始めて10年くらい経ってからです。
人と話すことが好きなので、それまでも何となく楽しいなと思ってはいましたが、最近は価格交渉などの難易度の高い調整や新規クライアントの獲得なども楽しいと感じます。きちんとこちらの事情を説明した上で要望を伝えれば、相手にも理解いただけることが多いです。

ーー徐々に営業としての仕事の進め方を身に付けていったんですね。クライアントとの関係構築のために意識していることは何かありますか?

嘘をつかず、素直に伝えて信頼してもらえるようなコミュニケーションをとることですね。
ただクライアントの求人条件を聞いて、候補者の方を探して紹介するのではなく、クライアントの本来のニーズは何なのかをヒアリングした上で、自ら提案をしていくことや、クライアントの話の中で分からない部分は素直に教えてくださいと伝えることは意識していると思います。ただ、営業って結局は対話だと思うので、いろいろ意識はしていますが、相手と仲良くなることができればなんとかなるとも思います。

ーー会社同士で長いお付き合いのある既存クライアントだと、今までの歴史が逆にプレッシャーになって、うまく立ち回れなくなるようなときはありませんでしたか?

以前はプレッシャーを感じていたかもしれませんが、今は「前任者はこういうやり方でしたが、僕はこういうやり方です」とクライアントに素直に話すことで、逆に自分の色にしていきたいなという風に考え方が変わりましたね(笑)
もちろん、自分のやり方を相手に理解してもらえるように提案や説明に努めますが、もしも受け入れてもらえなければ、お互いの折衷案をまとめて、再提案に伺うようにしています。

トラブルが起きて気づいた、まわりとコミュニケーションをとることの大切さ

ーー野村さんも今年の4月に昇格されたと伺いました!これからのキャリアプランなどはありますか?

そうですね。今までは管理職を目指そう!という気持ちはあまりなかったのですが、お世話になった先輩や同期が管理職になりつつあるので、目指したい気持ちが少しずつ湧いてきました。まだ勉強中ですが、いずれは課長職などのポジションに手を挙げてみたいと思っています。

ーー役職が上がると視野を広げることが必要になると思いますが、マネジメントになるにあたって直近で意識していることはありますか?

今はプレイヤーとして日々自分が担当しているスタッフの方にしっかり向き合うことと、結果を出すことがミッションではあるので、正直なところ、社内のみんなとゆっくりコミュニケーションを取れる場面は少ないと感じています。そこは課題ですね。僕はマネジメント職になったとしても、コミュニケーションが1番大切だと思っているので。

ただ、普段業務時間中になかなかみんなと話せない分、プライベートの時間で支店のメンバーを誘うことが多いかもしれないです。飲みにいくことも多いですが、有志で集まって、スノボやフットサル、バトミントンなどのスポーツをすることもあるので、そこに参加したりして、業務外の時間で信頼関係をつくりたいと思っていますね。

ーー社内外問わず、コミュニケーションを大切にされているというお話でしたが、なにかそう思うようになったきっかけはありましたか?

5-6年ほど前ですが、支店を異動して慣れない環境で営業することになったんです。当時、仕事上でいくつか悩みを抱えていましたが、上長やまわりに素直に相談できないような時期がありました。

そんな時に、自分が担当した派遣スタッフの方とのやりとりがトラブルに発展してしまったんです。結果的に、上司に対応を巻き取ってもらうことになりましたが、その際に「そんなお粗末なやり方をしていたらいけない」と上司に言われましたね。

今振り返れば、トラブル自体、事前に上司に相談していれば回避できたことだと思いますが、自分はそれをしなかった。周囲とのコミュニケーションが不足していると痛感しました。
このままではいけないと思って、それ以降は「こういうことをしようと思う」「こんなことで困っている」ということを、まわりに伝えるようにしました。自分の意見や状況を素直に伝えることで、まわりからサポートしてもらえるということに気づくことができたんです。素直に報告や相談をすることの大切さは、この件をきっかけに学ぶことができたと思います。

ーー自らの状況を素直にまわりに伝える・積極的にコミュニケーションをとることが、社内外問わず、まわりとの信頼関係をつくることにつながるという野村さんのお考え、勉強になります。クライアントとの関わり方も含め、お互いに無理のない仕事の進め方を模索することは大事だなと思いました!ありがとうございました。

取材・編集後記
新潟支店へは今回が初めての訪問でしたが、山﨑さん、野村さんをはじめ、支店の皆さんが「雰囲気がいい」「コミュニケーションがとりやすい」と話してくださったことがとても印象的でした。お互いに助け合う気持ちや、自分の状況を素直に伝える意識をもった中堅層がいることは、社内外の方々にとって、安心安全の場づくりにも寄与しているのだろうなと感じました!(はせがわ)

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