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ネガティブだった私が、婚約破棄を経験してポジティブマインドを手に入れた話

こんにちは、ランスタッドの早川と申します。

私は普段、派遣の登録面談やお仕事紹介、就業中のスタッフさんへの連絡など多くの方と関わる中で、「私、すごくネガティブなんです。」と打ち明けてくださる方がいます。

実は、私も元々はネガティブな性格でした

今日はそんな私がポジティブになることができた、きっかけの一つをシェアしたいと思います。

今、ネガティブに悩んでいる方、ポジティブになりたい方などに、何かの参考になれば嬉しいです^^


人生のどん底、婚約破棄に至るまでのおはなし

当時26歳だった私は、その時にお付き合いをしていた方との結婚を控えていました。

彼は高校時代の同級生で、元恋人。いわゆる『元サヤ』です。
高校2年生の時に付き合い始めました。
お互い別の大学へ進学することを決め、受験勉強をしながら励まし合う日々。

受験が本格化していくほど、彼は予備校で忙しくなり、次第に予定が合わなくなりました。

「今は恋愛よりも頑張ることがある時だね」
そう言って、お互い別々の道を歩き始めたのは、18歳の冬の事でした。

6年後、24歳の春、お花見同窓会で、彼と再会。

帰り際、桜の花びらが散る並木道をゆっくり歩きながら、6年ぶりの告白。
「好きだよ。」
そう告げると、冗談と思ったのか、笑いながら
「からかってる?」
と返されてしまいました。
めげずにもう一度。
「好きだよ、今も。」
今度は本気度が伝わり、視線をそらしました。
「別にすぐに返事がほしいわけじゃないんだ。ただ、今は知ってほしくて。」
この瞬間から、6年間止まったままだった時間は、徐々に動き出しました。

二度目の交際を始めてから2年。
浪人して大学生になった元カレも数年遅れで社会人になり、結婚の約束も交わしました。

当時、彼は会社の借り上げ寮に住んでいました。
一人暮らしには広すぎる、3LDKのファミリー物件だったこともあり、一緒に住めたら良いねと話すようになりました。

ただ、私たちが一緒に暮らし始めるにあたり、いくつかの障害が。

・寮に入居するためには、配偶者として入籍してから審査の必要がある
・寮の所在地が少々遠方(車で片道2時間)
・現在既に、私も一人暮らしで正社員として働いている
・寮を出るにしても、新社会人の彼には金銭的な余裕がない
・彼の意向で、転居(入籍)後はすぐに私も働く

つまり、私の借りている部屋の解約と、仕事の退職、入籍と引越しの準備、転居後の職探しを同時並行で進めていかなければなりませんでした。

相談の結果、まずは最も時間を要するもの、
私の住んでいる部屋の解約と退職の手続きを進めることになりました。

準備を進めていく中で、私たちはケンカをしました。
元々あった2人の間の決めごとに、彼だけが納得できない、そんな内容だったと思います。

お互いに働いていたため、連絡は1日数通のメールだけで状況は膠着状態、
埒が明きません。

一旦少し冷静になるため、1週間連絡を控えようと提案。
その間に考えをまとめて、どうしたいかを教えてほしい、そうお願いしていました。

約束の1週間後。彼からの連絡は
「よく分かんなくなって、もう考えてない。」

結婚したら、今後も2人で考えなければならない大切なことが増えてくるはず。
その時にも「よく分からない」「考えてない」で済まされてしまうのかと思うと、不安でたまりませんでした。

時間が足りなかった?考える材料が足りなかった?
何度か質問を変えて聞いてみても、答えは変わらず。

「大事なことをちゃんと考えてくれない人と将来を共にするのは、ちょっと不安だよ。」
「それなら、別れよう。」

退職1週間前、退去の2週間前の婚約破棄でした。


それから必死に仕事を探しました。
「結婚して都外に転居しても就職口があるように」と、働きながら取得した医療事務の資格を使って、なんとか手にした仕事。
病院での派遣の仕事でした。


自分の中に抱えていた「ネガティブの塊」が「私だけの武器」になる瞬間

その直後、高校時代に入っていた演劇部の先輩から唐突に「一緒にお芝居をやろう」とメッセージが届きました。

正社員で働いていた時より拘束時間や残業も短く、時間に余裕があったため、一緒に舞台に出ることに。
何より、体を動かしたり、声を出したりしている方が気が紛れるだろうと思ったのです。

稽古中に小道具を修理する先輩

高校卒業から実に8年ぶりの先輩との再会。
「最近どうなの?仕事とか。」と聞かれ、私が近況を話すと、先輩はこう言ってくれました。

ー良い経験したね。
 役者にとって、経験は最大の『武器』。
 自分はまだ婚約破棄は経験したことないから、一歩先行かれちゃったなぁ。

この言葉で、先輩は
婚約破棄という私の人生最大級の失敗=マイナス要素 を
役者にとって最大の武器である経験=プラス要素 に変えてくれました。

それに気付いた瞬間、私の中にポジティブな言葉が溢れてきたのが分かりました。

『私がネガティブの塊だと思っていた経験は、私だけの武器になる』

もし結婚していたら、先輩との再会も、舞台に出ることもなかったかも知れない。
素敵な芝居仲間とも出会えなかっただろう。
結婚することだけが『正』じゃない。
今後もっと素敵な出会いがあるかも知れない。

少し前まで
もう一生結婚のチャンスなんてないかも知れない。
きっと一生一人で生きていくんだ。
周りはどんどん結婚して、出産して、私だけ取り残されるんだ。

そんなことを思っていた私の中に起きた変化でした。


ポジティブのきっかけは、どこに転がっているかわからない

それから約9年。

私は今も未婚ですが、今の生活が好きだと胸を張って言えます。

前回の記事にも書いた通り、私は自分の働く会社が好きです。
一緒に仕事をしているメンバーにも恵まれ、毎日楽しく、充実しています。

また、休みの日も一緒に遊びにいける素敵な仲間もできました。^^

職場のみんなと山登りでリフレッシュ!

でも、あの時結婚していたら、きっとランスタッドには出会っていなかったでしょう。

あの時結婚していたら、先輩にあの言葉をもらわなかったら、今もネガティブな性格を継続していたかもしれません。

ネガティブな岐路で経験した、ポジティブなマインドを手に入れた瞬間。

きっかけなんて、どこに転がっているか分からないんです。
もしかしたら、今日ネガティブなあなたにも、明日きっかけが訪れるかもしれません。

そう考えたら、少しだけ、明日が楽しみになりませんか^^?

ライター:早川

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