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転妻だけど気づいたら転職0回だった私の働き方

やっとこの土地にも慣れてきたな~と感じる頃にまた辞令。同じく慣れてきた仕事も退職し、また新たな土地で仕事を探す。かなりのパワーが必要ですね。
ですが!転勤に翻弄されながらも転職せずに働いている転妻ワーママがここにいます。今回はそんな私の働き方とキャリアに対する気持ちの変化を記したいと思います。


こんにちは、Mt.Cedarです。

前回、『転妻』であり『ワーママ』であるとお話ししました。

↑自己紹介はこちらから

ちょっと長めですが、お茶のお供に読書☕📖という感覚で読んでもらえたらうれしいです。


◆Mt.Cedar|現状◆

2020年コロナと同時に3人目を妊娠、出産→2021年2月に復帰
夫単身赴任のため、上司にお願いし在宅ワークをさせてもらう
*ワンオペの惨状 楽しい話や育児についてはまた次回に*
 

【入社~20代後半|こわいものなし期】

自分で言うのも何ですが、いわゆる「バリキャリ」だったと思います。人材業界のイメージを変えたいなぁなんていう大きくふわっとした目標なんかも掲げておりました(汗)。
頑張っていれば当然のごとく役職について、部下を持って、
「キャリア」は自然に付いてくるものと思っていました。
入社3年を過ぎると、仕事も自分でやりたいようにできることが楽しかった記憶・・・。

この間、3回異動を経験しました。最初の2回は自分から望んだ異動、もう1回は結婚による異動でした。
 

【20代終盤~30代前半|1回目の転勤帯同と初めてだらけで不安期】

1人目の妊娠期に夫の転勤が決まり産休と同時に県外へ転居。

初めての土地、初めての産休育休、初めての育児。初めてだらけで保活のイロハもわからず周りの状況に焦って申し込んだら育休半年で保育園が決まり職場復帰。

これまた全く知人のいない初めての職場、初めての時短勤務、初めての職種変更と初めてだらけで、正直「キャリア」とか考えられないくらい日々を過ごすことに必死。

とにかく職場に迷惑をかけないようにと、異常なくらい謙遜した気持ちで日々のタスクをこなしていました。
ランスタッドは理解ある職場・会社ですが、自分の中で時短というだけで迷惑をかけていると何故か思い込んでいた暗ーい時期です。

育休中から転妻としての職場復帰に限界を感じていた&子供が産まれたことでもっと子供にかかわる仕事がしたい!!という気持ちも芽生え、なんと資格を2つ取得しました。
*ベビーマッサージと保育士*

ランスタッドは全国に支店があります。と言っても、いつか転勤の帯同先に働ける支店がない可能性も十分あるなと思い、どこでも働ける資格を持ちたかったというのも理由の一つです。
 

【30代中盤①|2回目の転勤帯同と気持ち低迷期】

初めての時短勤務では、とにかく時間が足りない状況で、フルタイムと同じ成果を出さなくては行けないプレッシャー、ここまでやりたいのに!!という未達成感満載のできないストレス、私なんかが言ってもなという遠慮して言えないストレスを抱えつつ、夫2回目の転勤決定&転居というダメ押しも重なりました。

この時期の「キャリア」に対する考えは、思うように成果も出せないこんな状況でキャリアアップなんて無理。あきらめ感。

そして、もう新人とは間違っても言えない入社年数と初めてだらけの条件の狭間で、自分の立ち位置に悩むワーママ。
 

【30代中盤②|2人目妊娠出産と仕事渇望期】

2回目の転勤では県内転居のみで私は職場を変えずに済みました。

転妻にとってこれはありがたい。が、またしても見しらぬ土地への転居、転園申請などなど、夫はさらに激務でワンオペ継続、ツラいな~という気持ちのまま仕事も継続。

そんな中、元々やっていた営業職へ職種を戻しました。
営業が好きだったのでこの変化は気持ちを前向きにさせてくれました。これをきっかけに少しだけ、「キャリア」に対する気持ちの変化が生まれます。

思うようにできないことに変わりはないけど、自分の好きな仕事ができる、ことも仕事を続ける上で大事だなと。

その後、2人目出産により2回目の産休・育休を取得。

育休中に会社のとある部署から臨時の在宅ワークで声掛けを頂きました。
内容は試験的に導入するチャットの問合せ対応。
2人目の保活に失敗し、悶々と日々を過ごしていた私は二つ返事でお受けしました。

ほんの少しの期間でしたが、初めての在宅ワーク、まだまだ動きが激しくなる前の娘を看ながら、こんな働き方ができたらいいなと感じたことを覚えています。
(後に世の中の、そして会社の働き方が変わることもつゆ知らず・・・)
 

【30代後半①|2回目の育休復帰と光が差してきた期】

2人目の保育園がどうしても決まらず、意を決して兄妹別園の道を選び仕事復帰することを決意。

あと3年くらいは転勤ないしと1人目の時に感じていた継続への不安は薄れ、長すぎた我が子と1対1の時間に焦りを感じ、この時はとにかく仕事がしたいと思っていました。

たぶん、私、働いていないとダメなタイプだと自己分析できました。

そして復帰先は、またまた前回とは違う支店への職場復帰でした。
通勤も県内だけど乗ったことのない路線。前回よりも時間の制約がある環境、引継ぎして頂く方がその月で退職予定という・・・なんともやりがいのある条件でした。

小規模支店だったので、同じ職種の人はおらず1人で対応する日々。
時短勤務でとにかく時間が足りない状況、未達成感満載のできないストレスは相変わらず。

しかし!自分しかいない環境が逆によかったのか、できることを一つずつやっていこう、広げていこうと考えるようになりました。まぁ大変だったってのが本音ではある。
 

【30代後半②|3人目妊娠と働き方改革期】

私が3人目を授かったのは、2020年「COVID-19」ーコロナがやってきたのとほぼ同時。

得体の知れぬウイルスに戦々恐々とし、毎日電車に乗って通勤することに不安を感じていました。が、幸か不幸か世の中にはテレワークという言葉があっという間に広まり、もちろんランスタッドでもテレワークが導入され、私も働き方改革の波に乗ることに。

あの時、こんな働き方ができたらいいなと思った「在宅勤務」。
この時に既に、帯同する転妻から定住する転妻に方向転換していた私。その意味でも本当にありがたい変化でした。
 

【現在|3回目の育休復帰。1周回って仕事が息抜き期】

最初にも書きましたが、今年の2月に3回目の育休から復帰しました。
この育休中にMt.Cedar家に起こった困難。そうです。夫の3回目の転勤です。

定住する転妻になることを決めた際、3人目はまだおらず且つ次の転勤時は2人目が怪獣から卒業して育児も少し落ち着くだろうと想定し、夫の単身赴任を予定しました。

しかーし!!予想とはあくまで予想、予定は未定。3人目が産まれてまもなく夫3回目の転勤が決まりました。同時に1人目の小学校入学。帯同するかものすごく悩みに悩みました。

ちなみに赴任地は支店がない県でした(笑)。
結果、そもそも定住を決めた理由は、Mt.Cedar家の方針として子供の転校をなるべく避けること。
そこに立ち返り、泣く泣く0歳児含む3人完全ワンオペを選択しました。
その惨憺たるや・・・詳細は長くなるのでまた今度。

今回ばかりは復帰することを躊躇しましたが、仕事に復帰することで子供を保育園に預けられ、1人の時間も作れるという超自分中心の考えで復帰を決意。

そしていざ復帰。またまたまた初めての支店でした。
職種は同じですがお客様が1社という特殊な支店でもあり、私の主な業務はシフト管理。
毎月の希望を入力してシフトを作成したり、日々の変更を入力して報告したり。
日々自分のミスに打ちのめされながら奮闘中です。

本来なら支店に出勤し対応する業務ですが、在宅ワークを希望した私に、仕事を切り分けて頂きました。感謝しかありません。

最初はやっぱり膨大な調整数や慣れないデータに苦戦し、時短勤務では終わらないのでは・・・と思うこと多数。
それでも徐々になれて、今は仕事の時間が息抜きの時間となっています。そういうと業務が増えそうですが。

もちろん対応することは日々増えています。それでもメインの業務が決まっていることで、それをどう改善していくかということも考えられるようになりました。
今まで求職者の方へ「これできますか?」と自分はできないのに求めていたスキルも取得することができ、今までで一番スキルアップできているかも⁈と感じています。

「キャリアアップ」=偉くなること、と考えていた過去から「キャリアアップ」=自分のできることを増やしていくことという考え方に至っています。

もちろん、可能なら出世の道も歩きたい!という思いも心の片隅でくすぶっています(片隅です笑)。

今の自分が置かれている環境では、どうあがいても100%仕事を中心に置くことができません
正直、家庭が優先。だけど働くことが苦痛ではなく、楽しみ変わったことは前向きにとらえていきたいと思っています。


ベストな働き方を選択できる社会が来ることを祈って

転妻にとって、同じ会社で仕事を続けられること、働き方を選択できることはとてもありがたい条件です。ですが、皆がみんな、同じように働けるわけでもありません。

働き方に正解はないけれど、働き方が多様になった今だからこそ、転妻もそして今まで働くことをあきらめていたママたちも、その時々でベストな働き方を選べるようになるといいなと思います。

長々とお付き合い頂きありがとうございました!


ライター:Mt.Cedar

<Mt.Cedarさんの過去の記事はこちら>

<ランスタッドメンバーの記事はこちら>


最後まで読んでくださった方へ お時間をいただき、ありがとうございます! ぜひ、また遊びにきてください♪