社会人16年生、ワークライフバランスについて考えてみた
仕事に偏った独身時代
自身の独身時代の職歴をざっと振り返ると1日あたり10~14時間労働をしており、もはや新卒時点で長時間労働がデフォルトなことを、特に疑わなかったピュアッピュアな自分を褒めたい。
「自分の時間」よりも「知らない事を知りたい」「出来ない事を出来るようにしたい」が強かったんだろうと思う。
若くて体力があったのも一因だろうが、とくに不健康や不幸せは感じなかった。
生活の90%は仕事!という感じだったのに社畜だとは思わなかったし、残業が嫌だという価値観もなかった。
長時間働く事が悪、ではなく【納得するまで・理解するまで・全力で】取り組めたこと、楽しく過ごせた事がとても幸運だったので、残業=悪の風潮には残業を”自分の意思に反して課せられる”事が含まれているのではないだろうか。
バランスを取る=比率は?
結婚後、我が家は1番に子どもが欲しかったので生活スタイルを見直すことにした。
基本的には1日8時間しか働かない方針をとり、病院で体も整えた。
妊娠するも、トラブル続きで出産予定日よりだいぶ前から寝たきりになり、仕事が出来なくなった。
バランスどころの話じゃない。0%だ、何もない。
育休後は保育園が決まらず退職し、1年間は専業主婦として生活。そこでムクムクと湧き上がった「大人と話したい」「社会に取り残されたくない」「自分で稼いだお金で気兼ねなくランチに行きたい」。
実はこれ、仕事で全部かなえられる。
クラウドソーシング仕事依頼サイトに登録し、子どもが寝てる間に1コピペ5円!のような仕事をした。仕事は生活全体の3%くらいだ。(0%からの脱出!)
決まった仕事を決まった時間するだけでお金がもらえて、知識がついて、人脈ができるなんてえらいことだ。
一人で居ても得る事が出来ない承認欲求がぐんぐん満たされていく。共通言語により言葉が通じないストレスに苛まれないのもいい。
しばらくしてランスタッドへ入社。今は8時間労働で有給をしっかり取れて在宅勤務が出来るので体感的には全体の60%くらいで収まっている感じ。
ちなみにそれ以外の40%だが、家事はそのうち10%も占めていない。
子ども&夫>仕事>その他という自身の優先順位に則って、後回しだ。
よく母からもう少し凝った料理作りなさい、なんて言われるが、自身の精神的なフォローも必要なので、これでいいのだ。
そう思うと『やりたくてやっているのか、仕方なくやってるのか』自分で選択できる自由というのが、イコール 良いワークライフバランスなのではないか、と思う。
日々求職者と出会う中でそれぞれにたくさんの希望条件がある。
希望条件というのはその人が、どれくらいの割合を仕事に充てたいと考えているかが分かるので、とても面白い。
家の事をちゃんとやりたいから16時上がり
ライブに行きたいから土日祝休み
小学生の子どもが帰ってきたときに家に居たいから13時まで
仕事が趣味だからなんでもいい
ここまでは これまでも理解できていたが、
「なんとなく今までこうだったから、これからもこうしたい」
これがよくわからなかった。
今回改めて考えてみて、今までの自分の体調や精神面の波を分かっているのは自分自身。
だから明確な理由がなくても、これでもいいんだ、とまた少し許容範囲が広がったと思う。
一人で出来ないならランスタッドを頼ろう
20%、50%、80%、100%、120%
仕事が生活の何%であっても、あなたがなりたい状態を選べるワークライフバランスを作ろう。
そうは言っても勤務先の理解が得られなければ実現は難しいだろう。だからランスタッドがある。
理解して、交渉して、楽しんで働いてもらう。自身の経験を活かし、これからも求職者のマネージャーのような役割でサポートしていきたい。
ライター:三原
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