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完璧主義だった私が、子育てと病気を通じて「まあいっか」と思えるようになった話

「私、こう見えて真面目なんです!」

いまから15年程前、不動産会社の加盟店グループ大会で、セーラー服に眼鏡姿で必死にビジネスプレゼンをしました。

それもそのはず、その頃に勤めていた不動産会社の社長に
「必ずグランプリを取ってこい!」と言われてしまったからです。

何事にも100%&全力投球をモットーにしていた私は、何としても勝たねばと己を奮い立たせるため、当時社内の忘年会で無理やり着せられた戦闘服(=セーラー服)で大会に挑んだのでした。

大会当日、会場には素敵なイブニングドレス姿の女性が溢れています。
(というか、着飾ってくるようにと参加要項には書かれていた‥‥!)
やっぱりやめれば良かった‥‥と思ったのは後の祭り。もうやりきるしかないさと全力で挑むセーラー服。
その結果、勝利の女神は私に微笑み、大会グランプリを受賞することができたのです。

武勇伝(いい思い出)はさておき、その当時から、完璧を求める自分の性格には自覚がありました。
今回は、「何にでも100%全力投球、手抜きなんて考えられない!」という私が、ワークライフバランスに試行錯誤するお話です。
 

30代終盤、突然の病気発覚

こんにちはAOMIです。
若い頃から友人達に「一家に一台」といわれるほど
「いつも忙しそうに」、「いつも動いてる」
私ですが、30代も後半に差し掛かると身体に疲れが見えてきました。

いえ、疲れというか青天の霹靂、病気が発覚したのです😨がーん…

急に入院→手術が決まり、会社も1ヶ月ほどお休みを頂くことになりました。
その後、術後検査の結果、投薬治療を行うことになり、結局6ヶ月の休職。

結果からお伝えすると、今はもう治癒しており元気なのですが、当時は、あーやってしまったという自責の念。
休職していたので色々考える時間もあり、その頃、自身がバランスの悪い人間だとハッキリ自覚しました。

どーしても色々やりたくなってしまうこの性格。
一般的には「完璧主義」と言われるそれです。
 

ゼロか100の攻防戦

それまでにも、「完璧主義をやめる宣言」は幾度となくしていたのですが、性分はなかなか抜けないもので、気付くとやり過ぎてしまいます。

きっかけは病気ですが、今回こそ!
「適度」を心がけ、「~過ぎる」をやめることにしました。

当時は子供もいなかったので、ある程度ブレーキを踏むことにも慣れ
趣味であるサーフィンにも出会い(そのお話は次回!)上手くバランスを取れるようになっていたのですが、昨年出産し育休が明けてからは、まあ、分かってましたが上手くバランスが取れません。

どっちもやりたくなってしまう病です。

仕事を始めるとそっちに傾き、育児に戻ると子供に傾き、傍から見ると普通に見えると思いますが、心の中は葛藤だらけ。

あれもできない、これもできない、隣の芝は青く見える
申し訳ない・・・・!
あ、そうだやりすぎちゃいけないんだった、よし、明日は休みだ今日は寝ちゃおう!

あれ?なにもかもやらないで寝ちゃった😭
起きたら子供はご飯が待てないと泣き、かまってと泣き、
自分の事は何一つできずにバタバタしていたら、
「予防接種ご予約いれてますよね?」と病院から電話。
平謝りでダッシュ!

こんな自分いやーーーーー!!!!っ
 

みんなどうしてますかー!

今回、ワークライフバランスのお話しなのですが、
残念ながら悩み真っ最中の為、成功体験ではありません。

目下、心がけていることとすれば、
仕事はできる時間が限られているのでその範囲に納まる程度にし、無理して引き受けない(これがまた難しい!)。
他の人に影響する業務は最優先。
迷惑をかけそうな時は、スケジュール最優先で子供が寝てからでもやる。

家のことは、とりあえずやる事を頭の中で書き出し、
やらなかった時の被害度により優先順位をつけます。

その上で、

  • やらなくても死なないものはやらない
    執筆メンバー三原さんの記事にも書いてあった!死ななければいいですよね??

  • 今日やらないと期日が過ぎる事は上位順位

  • 人に”多大な”迷惑をかける事は上位順位

  • やらないと数日に渡ってダメージを受けるものは、上位順位
    ・・・

分からなくなったらコーヒー飲むか、漫画読むか、アイス食べて現実逃避。

ちなみに、下位にランクインしたものは、ずーーっとそのままの物もあります…。注意:家庭の事に限る

今回のnote執筆メンバー内にも育児中のみなさんいらっしゃいますが
やはり、バタバタ、ギリギリの生活とお見受けし、
なんだか安心しました・・・!(すみません💦)
 

人生は幸せ側から見る

今はどうしてもギリギリの生活で光の速さで日々が過ぎて行きます。
(あれ?もう週末??!!月火水どこ行った??みたいな)

そんな中、育休復帰時はずりバイしていた我が子も
靴を履いてしっかりと歩くようになり
空の飛行機を見つけては「ぶーん」と指を指し
物を落としては「あーあ」
泣きまねをしては「えーん」
バナナをみつけて「バ!(バナナたべる!)」
と色々な事ができるようになりました。

飛行機を見ている息子

そんな小さいけれど大きな成長を日々見ていると、
私がやりたい事なんてほんとに小さいことだなと
ちょっと出来なくっても「まあいっか」と思えることも多くなりました。

自分のやりたい事が100%出来る日はいつなんだろ、と思ったりもしますが、
少し物事の見方を変えると、全部出来ている様な気もします。

相田みつをさんの言葉に
「しあわせはいつも自分のこころがきめる」©相田みつを美術館
と言う言葉があり、それと似ているかもしれませんが
いつでも自分の人生を考えた時に、
幸せ側から見る様にしています。

息子の成長が見れて
仕事もできる
病気も治った

細かなできたできないを数えるよりも
まあ、それだけでいっか、と思うと心穏やかになります。

ちなみに。
高齢で育児をするのは時に非常に良くて、
それまでに色んな人に出会い苦労しているせいか(?)
子供の癇癪やいたずらも可愛くてたまりません。

若い時はイライラしていた事も
今は全くイライラしないし、一歩引いたところで眺めていられます。
外で大泣きされたら、もちろん大変ではありますが
牛乳に食べ物を入れてぐるぐるかき混ぜているのを見ても
OH~研究熱心ですネ‥‥!と思うぐらいです。

もし、イライラしちゃうママさんがいらっしゃったら
この子の今の研究テーマはなんなんだろう‥‥と思うと
面白くてたまらなくなりますよ!(あれ?私だけ??)
 

心のセーラー服は着たままで

育休復帰して気付けば半年。

昔、セーラー服を着てまでグランプリを取りに行ったときの私のように、何か1つのことに全力投球できているわけではないかもしれませんが、心の中では、今も変わらずセーラー服を着た私が頑張っています。

頑張り方や頑張る方向は変わりましたが、育児も仕事も、今の私にできる精一杯で、ぐらぐらとバランスをとりつつ、進めていきたいなと思っています


ライター:AOMI

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