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扉の向こう側のミステリー/元秘書・姫子はなぜココで働いているのか?

総合人材サービス会社で、ソーシングの仕事をする姫子
1年前はこんな仕事をすることなんて考えてもみなかった。
(因みに、ソーシングというのは求職者をスカウトをすることを意味する)


人材採用代行サービス会社に入社する前に遡る・・・

私は、日本企業や外国企業で、経営層の個人付秘書を延べ20年ほどしてきた。(実際の正確な数字はもはや頭にない。)
正社員の時代もあるけれど、気が付けばいわゆる非正規雇用と呼ばれる契約社員や派遣社員が長くなっていた。

おかげで、自身が望まなくても、各業界、さまざまな企業を見ることができたし、何人もの経営者と出会い、年齢や国籍、職種に関係なく多種多様な人と出会うことができた。

(元秘書・姫子は見た!?)日本企業と外資企業の文化とそこに働く社員のマインドの違い、業界の違いによるマインドの違いは面白い。


キャリアコーチングもどき

ある時、プライベートで通っていた通訳翻訳学校で、自分より8-10歳ほど年下の女子が転職活動で悩んでいた。

彼女はもともとバスガイドをしていた。

私は相談に乗って、彼女のバスガイド経験と、性格・趣向を聞きながら、私なりのアドバイスをした。アドバイスが良かったのか、その後、彼女から聞いたと言っては、複数の女子からの相談があり、アドバイスをした。かれこれ20年ほど前かと思う。

私は、彼女たちより社会経験が長く、複数の業界や企業を経験しているからこそ知見があり、彼女たちの役に立てることを嬉しく思った。漠然と、キャリアコーチングという言葉が頭をかすめ、将来的に良いかもと思った。

だが、それ以降も、秘書としてキャリアを積み、 外資で外国人の役員付き秘書を目指した。


外資秘書

外資に拘ったのは、年齢に関係なく、能力のあるプロフェッショナルなエキスパート・秘書を目指していたからだ。 

「秘書」という職業は、一見すると華やかなイメージで、花形職業といわれることもあるが、外資の「秘書」というのは、とてもシビアにパフォーマンスが要求される。

能力やスピード、各システムへの自力自走が当たり前だ。
比較的、非正規ポジションが多く、付いているボスが変われば終了になったり、会社都合での急な終了になったり、長く勤められるポジションではないように思う。 実際、何度、苦渋を飲んだか分からない。

いつしか、私は、「秘書」というポジションに、このまま続けていていいのだろうか?と疑問になっていた。

具体的にキャリアチェンジは考えず、ある時、外資某アミューズメント企業での人事総務役員の秘書をする機会を得た。

日夜10時くらいまで仕事をしていたが、秘書業務との兼務で、ディレクター職以上の採用や外国人採用のためのサポートしていたため、人事は面白いかも。と思うようになっていた。 

ただ、ここでも「秘書」は契約社員止まりで、いくら頑張っても社員になれず、昇進もないという規定だった。つまり、キャリアアップやキャリアチェンジを望めるような環境ではなかった。


Viva 秘書!

そんな時、本屋で平積みになっていた赤いカバーの『ビジネスパーソンのための「秘書力」養成講座』井出元子(著)というタイトルが目に飛びこみ、思わずその本を手にとった。

そこには「秘書」のスキルは、ポータルスキルで、ビジネスパーソンに必要なスキルだ。というテーマで書かれていた。

“ビジネスパーソンのための「秘書力」養成講座
「秘書力」こそが最強のビジネス基礎力である!

第1部業務遂行編
第1章 秘書力とは、「段取り力」
第2章 秘書力とは、「確実力」
第3章 秘書力とは、「気づき力」
第4章 秘書力とは、「問題解決力」

第2部 関係構築編
第5章 秘書力とは、「接遇力」
第6章 秘書力とは、「コミュニケーション力」
第7章 秘書力とは、「信用力」

第3部自己成長編
第8章 秘書力とは、「学び力」
第9章 秘書力とは、「成長力」 ”

『ビジネスパーソンのための「秘書力」養成講座』
井出 元子 (著)より引用

そうか!秘書のスキルは他のポジションでも役に立つのか!
「秘書」というポジションやキャリアに疑問を持ち始めていた私にとって、自分が培ってきたキャリアやスキルを誇らしく思えた瞬間だった。自己肯定感というものが高まったのかもしれない。

この本に出会って以来、状況とニーズに合わせて、持っているスキルを引き出し、柔軟に対応・提供する・・・・・  「秘書は総合デパートのようなものだ」とつくづく思っている。

食料品は地下食料品売り場へ、ゴルフ用品が欲しい人には、10階スポーツ用品売り場へ、という具合に。
(なんでも屋さんと言ってしまえばそれまでだけど)
実施に、秘書業務以外にも、広報や、講演会やセミナーの企画運営など、さまざまな業務をこなしてきた。

結果、誰もが知る名高い企業でのアメリカ人の最高法務役員秘書や、フランス人の副社長秘書まで、辿り着くことが出来た。

だが 、またしても、自身が望まないのに、コロナ禍ということもあり契約終了となった。
凹んでも仕方ないとは頭では理解するが、正直凹んだ。


今から思えば・・・次の山を登るタイミングだったのだと思う。

Vancouver, Canada

実は、秘書になる前は、建築インテリア設計の専門職を6年ほどしていた。
もともと専攻が建築やインテリアデザインだったからだ。イギリス留学を経て、クリエイティブな仕事から、秘書やビジネスサポート業務にキャリアチェンジしたので他の外資バリキャリ秘書とはかなり毛色が違っていた。

建築業界では、分譲住宅や店舗の設計、家具やファブリックのデザインをし、日々サービス残業で終電まで働くことも多かった。

ショールームでお客様をアテンドし、キッチンを売ることもあったし、ヘルメットを被って現場で工事の指示をすることや、汗だくになりながら電動ドライバーを握って照明を取り付けもした。
阪神淡路大震災のために資材が入らず、引き渡し間際の寒い雪がチラつく中、洗い(専門用語で引き渡し前のお掃除を意味する)までしたこともあった。

クライアントから、各メーカー営業者、工事のオジさんや、お掃除のおばさんまで出会っては仲良くさせてもらった。

そんな経験から、どこにいっても、色々な人と垣根なく交流することが普通になった。
地位や、社内外や部内外、国籍や年齢、ジェンダーも関係なく。
面白い企画を進んで提案もするし、ちょっとBoxからはみ出した秘書になった(笑) 
(私は自身を1人ダイバーシティと言っている。)

秘書をしながら、さまざまな経営者層と出会い、VIPやTVに出る有名人などにも出会ってきた。
日本人だけではなく、各国の経営層、ベンチャー企業から中小企業や大手企業、創業期、第一成長期、第二次成長期、成熟期、再生期(衰退期)を見てきたと思う。

こんな多くの出会いは、私にコーディネート力や、コミュニケーション力、人を見る目をつけさせた。
サバイバル力といってもいいかもしれない。

そして、多くの人を見てきた時間と、自身がキャリアで悩んできた時間は、プライベートで、心理カウンセリングやコーチングを学ぶ、きっかけの一つにもなった。


次の山・・・

同じようにキャリアで悩む人や個々の悩みに、こんな経験を活かせる何かが出来るのでは?と朧気に思っていた。
そして、今、総合人材サービス会社で働いている。意図したわけではなかったが、これも出会いなんだろうと思っている。

日々、業界や職種に関係なくソーシングの仕事をしているが、ある意味、求職者の方に「出会いという扉」を提案しているみたいだなぁと思う。「こんな扉はどうですか?」と。

出会いを繋ぐ、人と人を繋ぐ仕事・・・

単に仕事を紹介するだけの作業ではなく、
人と企業を繋ぐだけの仕事ではなく、
「出会いという扉の向こうにある人と人を繋ぐ仕事」だと私は思っている。

「仕事」はその人の、先に出会う人、先の人生を、大きく左右するものだと思う。

なぜなら、私自身が、これまでの仕事を通した出会いのおかげで今に至っていると思うから。 

今の山は、未だ麓くらいだけど・・・

20年以上前に頭をかすめたキャリアコーチングという言葉は、今は別の形だし、この先も違った形かもしれないけれど、だれかの人生の先を大きく左右する転職という選択の瞬間に関わることができる仕事に、今、就いている。

そして別の形かもしれないけれど、学んできた心理カウンセリングやコーチングのスキルも、活かせているのではないかと思う。

コロナ禍中、大阪では求人が少ない時期、
私に声を掛けて頂いた先輩Mさんには本当に感謝をしているし、
人材業界が初めての私を受け入れて下さったマネージャー層の皆さん、
一緒に働くチームメンバーにも感謝でいっぱいだ。

日々たくさんの扉が目の前を通り過ぎ、
たまたまか必然かは分からないけれど
手に取り、分からない扉を開けて出会う次の道。

次の扉、次の扉と進まなくては見えてこない「出会い」というミステリー

今の出会いが、人と人を繋ぎ、この先の人生に繋がる。まるでミステリー

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最後までお読み頂きありがとうございました。

ライター:外資EA・かぐや姫子

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