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関わる人が笑顔になれる職場に出会えた、わたし自身について ~ありのままでいいと思えるようになるまでの軌跡~

皆さま、はじめまして。
わたしは今、ランスタッドさいたま支店で、チャレンジド社員(いわゆる障害者枠)としてお仕事をさせてもらってる「りぽち」といいます。
担当業務は、コンサルタント、コーディネーターのサポート、派遣中スタッフさんのフォローが中心です。

人材会社に勤めるのはランスタッドが初めてではありませんが、ランスタッドに入って初めて、わたしは呼吸が楽になったような気分で仕事をすることができています。わたしにとってランスタッドはそういう会社です。

今日は、わたしが「ありのままでいい」と思えるようになるまでの軌跡をお話しします。

わたしが人材業界に入ったきっかけ

最初に人材ビジネスに興味を持ったのは、「関わる人たちが、みんな笑顔になれる可能性があること」に惹かれたからです。

本当にうまくいったときには、求職者さんからもクライアント企業さんからも「ありがとう」と言ってもらえて、こちらのビジネスも成立する。

単純なわたしはそういう場面に出会うと、「うれしい」と感じます。
この「うれしい」を少しでもたくさん作っていきたい、そこに関わりたい、という思いが、この業界に入ったきっかけでした。

引きこもりのわたしを引き戻してくれた人たち

今から約10年前の2年間、家から一歩も外に出られない時期がありました。

はじめは、外に出ようとするといろいろな身体症状が出てしまい、外出を断念すると治まるというような感じでした。でも、何回かそれを繰り返すうち、わたしは前に進むこと自体を断念してしまいました。いわゆる引きこもり状態です。

今でも不思議なのですが、その間、自分が何を考えていたのか、何をどう感じていたのか、まるで覚えていません。ただただ、濃くて深い諦念が広がっていくのをぼんやり見つめていたような、そんなイメージがわずかに残っているだけです。

外に出るようになったのは、福祉事務所の相談員の方が、わたしを現実に引き戻してくれたからでした。その人の手引きで、社会復帰していくために、コミュニティに参加する訓練もいつしかスタートしていました。

障害者手帳を申請したのは、その新しいコミュニティの中で勧められたことがきっかけです。わたしの場合は、手帳を持ったことで、何かをリセットしたような気分になりました。「ブランクができてしまったけれど、障害者枠での就労ならかなうかもしれない」と、かすかに光が差したようなイメージを持ったものでした。

途中、信頼していた主治医が病院を廃業してしまうという危機がありましたが、その時も相談員の方が「あなたに合いそうな先生がいるよ」といって、今の主治医を紹介してくれました。その主治医のところには、再発防止プログラムが充実しているリワーク(復職)のデイケアがあり、そのデイケアで、わたしはもう一度働くことを手繰り寄せていきました。

福祉事務所の相談員の方をはじめ、地域活動支援センターの方、就労移行支援事業所の方、病院の先生、ハローワークの方など、ほんとうに多くの方々が、引きこもり状態のわたしに手を差し伸べてくださりました。

人は人と関わる中でしか、変化していけない

わたしは病気になる前から人材会社で働いていましたが、引きこもり期間という長いブランクを経ても、やはり人材ビジネスに携わりたい気持ちは変わりませんでした。そうして今に至ります。

人は人と関わる中でしか、変化していけないのだと、強くそう思います。
だからこそ、人と人、人と会社を繋げる人材ビジネスに興味があるし、わたしもそこに関わりたいと思っています。

たくさんの方に支えられて、なんとか社会復帰を果たしたわたしでしたが、復帰後はじめての会社では思うような働きができず、もがくことが多くありました。
そんなときに、ご縁が繋がってランスタッドに出会い、今はフルタイムでお仕事をさせていただいています。

ランスタッドの一員になれたことは、わたしにとって思いがけない幸運なことでした。
現在は、お薬を使いながら病気ともうまく付き合っています。たまに体調の管理に失敗することはありますが、大きく再発することもなく、間もなくランスタッドに入社して三度目の誕生日を迎えようとしています。そして気が付けば、先に進むこと、成長することを求めているわたしがしっかりと立っていました。

ランスタッドは、わたしをありのまま受け入れてくれました。だから、わたしは自分らしくあることに、引け目を感じたり、逆にこだわったりする必要なく、わたしとして仕事をさせてもらっています。とてもありがたいことだと日々感謝しています。

ちなみに、仕事ができるようになっただけではありません。休みの日は、ボードゲームのサークルで、様々なボード&カードゲームを楽しんだりするようにもなりました。自分のことながら、人間のしぶとさというか、可能性というものは大したものだと思います。

こんなわたしですが、こんなわたしだからこそ感じること、例えばできなかったことができるようになったこと、そのきっかけや人間の可能性を感じるような出来事を綴っていけたらいいと思い、今回こうして記事を書かせていただいています。今後ともどうぞよろしくお願いします。

ライター:りぽち

<ランスタッドメンバーの記事はこちら>

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