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『転職は悪』の家庭で育ったOLが 6回も転職を楽しんだ話

わたしがあまりにも転職するので 親戚に会うたびに『地に足をつけて生きろ…!』と言われてしまうのは 

何とかなるさの性格が 半分を占めるせいですが、もう半分は『職を変える=長く続かない=堪え性が無い』という転職BADイメージのせいではないでしょうか

姉も妹もイトコたちも 新卒で入社した会社にずーっと居るので 転職したよと報告をすると とても不思議がられます

みなさんには覚えておいていただきたい

楽観主義 × 転職マスター は大変印象が悪いことを(知ってる)


問われる転職理由

転職をする一般的でポジティブな理由は スキルアップ(能力向上)、ステップアップ(役職向上)かなと思います

ただし親戚曰く それならば今の会社で頑張れば何とかなるかもしれないのに 向き合うことを諦めている、根性がないそうで

仕事が向いていない・人間関係が煩わしいなど ネガティブな理由で退職するのは 現実から逃げていると言われてしまうこともあります

うわぁ 八方ふさがり!

ところで人材会社にいると 人様のターニングポイントに立ち合いっぱなし なのですが 転職理由なんて本当にさまざま

『新しい事に興味が湧いて』 『家族の転勤で必要に迫られた』 『友達が楽しそうで同じ会社に入りたい』etc...

外からの刺激をうけて自分に取り入れてみるというのは とても柔軟で素敵じゃないかと思うし しっかり周りをみてコミュニケーションも取れていると感じます

もちろん先述した堪え性がないなどの BADイメージも忘れてはならないのですが、転職先で 前職よりも快適に楽しく過ごせている方も沢山いるのだと、転職支援をしていて改めて感じたのです


新たな自分に遭ってみる

さてここからがメインです 私の楽しかった転職話を聞いてほしい

1回目の転職は 大手企業から中小企業へ挑戦したかったから
2回目の転職は 震災で失業したから
3回目の転職は 病気を患ったから
4回目の転職は 会社の立ち上げに誘われたから
5回目の転職は 出産後に戻れなかったから
6回目の転職は もっと仕事に割く時間を取りたかったから

新しく仕事を探す時は ハローワークで検索魔になったり 転職エージェントに登録したり(結果メンドクサクなって仕事案内のメール通知を止めたりもする)

基本的には「ちょっとだけ興味がある」って状態で飛び込んできたので 意外とそんなもんで大丈夫 キッカケはキッカケに過ぎないんだし、と楽観主義を遺憾なく発揮しています

辞める時に未練が無かったというと 100%そうではないのですが 「もう少し何か出来たはず」より「あの時の自分にはそれがベストだった」と 過去の事として受け止める事が出来ていて

なんでもかんでも 自分の思い通りにはいかないものなのだろうな、とも思う事ができてます

💡ただし震災での失業と 出産での退職は精神的に苦しかったです 言いようもない不安と不満を抱えたので 意思に関係なく誰にでも起こりうることだと広く認知されて欲しいなと思います

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転職をすると何が楽しいのか

それは経験が増えること

余談ですが 父の教えで「経験に勝る財産はない」という言葉を大事にしています

*パン工場でパンを包装してたから スーパーで類似商品を見かけると嬉しいし
*旅館で仲居をしてたから 旅行に行くときの良宿の判断がつけやすい
*ベンチャーで何でも屋をしてたから 自分の仕事にプラスアルファをする喜びを知ってるし
*コールセンターで電話を受けてたから 「お客様窓口」に問いあわせた時に 相手の保留をイライラせずに待てる

だからもし今人材コーディネーターを辞めても きっと今後の人生の 役には立つのだなぁと漠然と感じています

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毎回ゼロから人間関係を初めてゼィゼィして まったくの未経験職種で上手くいかず泣いているけども、何度でも思うのは 『出来るようになるのは楽しい』です

単純に 出来なかったことが出来るようになったり、知らなかった事を知れたりする=1UP

前の会社では素直に受け取れなかった事でも 新たな出会いではスッと入ってくる なんてこともあって、また1UP

過去に得た知識や経験が 現職の思わぬところで役に立ったこともあります ここでも1UP

えへへ、いっぱいUPしてます

あと 必ず常識が拓かれるのも 転職の大好きなポイントです

*この会社ではAが正だけど、こっちの会社ではBが正だった
*若年層が多い会社では挨拶がラフで雑談も多かった
*お客様に見えているわけじゃないから、気分が乗るなら椅子の上に立って電話対応してもOKという会社もあった
*大企業で働くとリーダーとマネージャーは役割が違う事に気づいた
*中小企業に入るとオールマイティーの人が多いことに気づいた

人柄も能力も働き方も 環境によって価値(観)が異なることに気づいてから、私自身とても生きやすくなりました

成長過程で築いてきた 自分なりの常識の壁が取り払われたり これしかないと思ってたけど、こっちでもいいな…? と選択肢が増えてきました

自分も知らなかったような一面が次々と見えてきて 視野が広がり 1UPを繰り返す新しい自分に出遭うのがすごく楽しいです

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仕事を辞めたいけど 不安で辞められないってがんじがらめになっちゃう方は、知らない自分に出会った 過去の事を思い出してほしいです

小学生の時と 30代で家庭を持つ社会人では 持ってる物も考え方も違うはずで 意識はしてなくても 新しい自分になっています

こうじゃないといけないってバイアスが 少しずつ緩くなっていく感覚を体験してきたはずだから 

「転職は誰もが納得する理由がないと受け入れてもらえない」 とかじゃなくて 「転職しても自分は大丈夫!」ってみんなが思えるといいな


あとがき:転職は善悪の話ではないと思う

この記事は『転職』に対してのイメージが フラットになる人が増えたらいいな という趣旨で書きましたが伝わりましたか

長く勤務することでプロフェッショナルとして活躍する人がいて 途中参戦の新しい風を吹かせる人もいる

企業が腐ることなく存続し続けるために 波のある市場の変化に対応できるように どちらの要素も必要ではないかと思います

『転職』というフレーズを 善悪や正解・不正解で判断せず、必要に応じて・したくなったらチャレンジしてみるというのは とてもオススメなのであーる!

ライター:三原

<三原さんの過去記事はこちら>

<ランスタッドメンバーの記事はこちら>


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