腎臓病の愛猫と暮らす幸せのために、私は今日も働いている
ペット需要が高まる昨今、きっとこの記事を読んでくださっている方の中にも、愛犬、愛猫、愛兎、愛鳥と様々な家族とお過ごしの方もいるのではないでしょうか?
私もそのうちの1人。
現在は3匹の猫のママとして生活しています。
そんな私が日々働いていく大きなモチベーションの一つは、はやり可愛い我が子(猫)たち。
しかし、昨年、恐れていた悲劇が訪れてしまったのです。
それはそう、『腎臓病』。
この記事は、普段仕事を愛しているランスタッドの早川が、少しだけ仕事を離れてお届けしたいと思います。
猫を愛する方、将来猫を飼ってみたい方、腎臓病の猫と一緒に暮らしている方などの参考になれば嬉しいです。
猫の難病、腎臓病が発覚した日
我が家の猫たちは1年に1回、必ず健康診断を受けています。
長男は生まれつき脚の関節が悪く、
次女は膵炎になりやすい体質ではあったものの、
その他には大きな病気もせず、すくすくと育っていきました。
それは2022年の、ある日曜日のこと。
日中少し元気がなかったため、近所の動物病院を受診。
異常は見られず、帰宅して様子を見ることに。
この時に、なんとなく『ママの勘』が働き(笑)、
翌日は仕事をしながら様子を見られるように在宅勤務の申請。
翌朝更に元気がなくなり、再び動物病院を受診しようと
次女をキャリーに入れた瞬間!
激しい痙攣。
これはまずい、と、すぐに動物病院に電話し、急行。
結果は猫にとって難病と言われている腎臓病でした。
街の動物病院では必要な処置が受けられず、
紹介されたのが、高度な医療処置が受けられる
高度医療センター。
そんなことを言われながらも夢中で高度医療センターへ直行。
この時は
普段の診察だと血液検査で数千円くらいなので、高いと言っても7~8万くらいかな?
なんて考えていました。
人間レベルの医療体制、高度医療センター
高度医療センターでの検査の結果。
次女は生まれつき左側の腎臓が未発達の奇形児であったことが分かりました。
同時に、尿石のできやすい体質で、尿管に石が詰まっている状態。
左側の腎臓が未発達でほとんど機能していなかったため、
今まで片方で頑張ってきた右側の腎臓がダメージを受けていました。
↑・・・と、ここまでの検査をするためにかかった費用が
なんと35万円!!!!!
顔面蒼白です。。。
検査が終わり、ここから治療が始まります。
という問いかけに、その背景を感じずにはいられませんでした。
高度な医療、先端の技術、人間の病院と比べても劣らない医療機器。
人間とは異なり、使えない高額療養費制度。
私は、昔、母に言われた悲しい言葉を思い出しました。
中学2年生の時。
6年間一緒に暮らした猫が、肝臓を患って亡くなったのです。
何度も繰り返す通院、入院は家計を圧迫していきます。
中学生だった私はお金を稼ぐこともできず、
出来る事と言えば、お小遣いをカットしてもらうことくらい・・・><
もうあんなに悲しい思いはしたくない。
「積極的な治療を、お願いします。」
入院、退院、通院、闘病の日々…
一度目の入院は
詰まっていた石が奇跡的に動き数値が安定、そのまま退院。
二度目の入院は
再び石が詰まり、今度は開腹して尿管を切開、石を摘出。
三度目の入院も
またまた石が詰まり、開腹して尿管切開し、石を摘出。
四回目の入院では
短期間で同じ手術を繰り返した影響で同じ手術ができず
ついに人工尿管を挿入。
一度目~四度目まで、1年足らずの出来事でした。
一回あたりの入院費用は数十万円ほど。
総額を計算すると頭が痛くなりそうなので
私は算数が苦手なので、計算はしないことにしています!!
私が働くのは『愛猫たちと過ごす幸福』のため
さて、最後にタイトルを回収しに行きたいと思います。
なぜそこまでして治療を続けるのか。
本人(猫)だって、検査のための採血や、
狭い病室に閉じ込められて
大好きな飼い主(と信じている)にも会えず、
ずっと点滴の管を付けられ、
ふわふわの毛を剃られてメスを入れられるのは
きっとツライはず。
私だって、入院中は毎日仕事帰りに病院に行って、
退院したら自宅療養、
自宅での投薬や点滴、
生活費を切り詰めた生活というのは
きっとツライはず。
それでもそんな生活を続けていくのは
私が一緒にいたいから。
これは、単なる人間のエゴかもしれないと思ったこともあります。
でも、「抱っこ!!」と床からジャンプして飛びついてくる瞬間や
私の布団に潜り込んでふみふみする様子を見ていると、
『一緒にいたい』その気持ちは共通なんじゃないかな、と思えてくるんです。
一生懸命働いて稼いだお金が治療費に消えようとも!
通院や療養で睡眠時間が削られようとも!
一緒に居ることが私の幸福で、
その幸福を得るためには働くことが必要で、
それが私の働くモチベーションになるのです。
この記事を見ている同僚や上司には
「もっと仕事の中にやりがいを持て!」なんて
思われてしまうかもしれませんが(笑)
愛すべき猫たちのために、今日も私は一生懸命働きます!!
ライター:早川
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