ワーママ/パパだけの課を作ったらどうなるか、周りの意見も取り入れながら妄想してみた。
私は40代、ワーママのAOMI。
世の中の皆さんと同様に、仕事と育児の両立について悩んでいる。
会社にはフレックスや在宅勤務の制度が整っており、感謝してやまない状況。所属部署のみんなもとても寛大で、配慮して頂いているので特に不満はない。
ただ、どうしても自分の気持ちに折り合いをつけることが難しいと感じる部分がある。
産休復帰から一年経って、ある程度の割り切りと、うまく立ち回る事を覚えはしたものの、色々と気を遣うことに変わりはないとも感じる。
そんな私には最近、ある妄想をしては「どうなるのかな」と思っていることがある。
それは、題名にも書いた通り、「ワーママ/パパだけの課を作ったら面白いのではないか」と言うことだ。
今回は、このアイディアを膨らませるべく、自分の周りに聞き込み調査も行ったので、存分に妄想していこうと思う!
ワーママ/パパだけの課をつくったら?という妄想を始めた経緯
最初に断っておきたいのだが、実はこの妄想は私のユニークな発想ではない。何かのニュースでふと耳にした、「ワーママだけの会社がある」という事実がルーツである。
そして最近、こんなニュースも目にした。
そんなに働いている子育て世帯って多いのか。
私だけじゃないんだなと思う反面、みんな大変だなと素直に思った。
というのも、ワーママやパパたちは、自分の中に矛盾と罪悪感と葛藤を持ち合わせている人が多いのではないかと考えたからである。
そう。私の中には、これまでと変わらず仕事をしたいけれど、育児も自分の手でしっかりしたいという矛盾がある。
仕事に励む日々の中、急な子どもの体調不良や日常の対応。
職場のみんなは大丈夫と優しくしてくれるし、配慮もしてくれるけれど、やっぱり気を遣う思いもあるのだ。
じゃあ、いっそのこと、全員ママかパパだったら?
お互いに気持ちを分かりあえるし、良いんではないだろうか?と思ったことがキッカケだった。
例えば、大変なことがあった朝、気軽に吐露できる環境を妄想してみる。
そしてわかってくれるみんな。
うん。素敵かもしれない・・・!!!
そんな事を考えていた矢先、沖縄で不動産会社を経営する先輩ママに久しぶりにお会いした。
ちょうど良い機会だったこともあり、ワーママ/パパだけの課を作ったらどうなるか妄想してみた記事を書いてみようと思っていると話したところ、直ぐに答えが返ってきた。
それは”ママ/パパという括り、子どもがいない人という括り=垣根”というような、そんなカテゴライズは気にするなという言葉だった。
まさに仰るとおりデス…💦
いやでもでも、やっぱり何か良い面もあるのではないかしら!?と不屈の精神で、今回は妄想を続けていこうと思う。
妄想の道もまずは情報収集から
兎にも角にも、ワーママ/パパだけの課をつくる妄想を膨らますべく、「ワーママ/パパの何がそんなに大変なのか」を客観的にも知るために、試しにネットでも調べてみた🔍
やっぱり、皆さん両立に悩んでいる‥‥。
色々な記事を読み漁ると、皆さんが悩んでいることは以下のような内容であることが分かった。
ワークライフのココが大変①:家事・育児の負担が大きい
ワークライフのココが大変②:家族から協力が得られない
ワークライフのココが大変③:仕事に集中できない
なるほど、めっちゃわかる。痛いほどわかるよ、みんな!!!
また、日本特有の気遣い文化について言及する記事もあった。
せっかく職場にフレキシブルな制度が整っていても、他の人が頑張っている姿になんとなく気が引けてしまって有効活用しきれない人も多いのではないかという内容。これにも確かにと思う。
そして逆に、子育てと仕事を両立する上で重視している仕事&職場の特徴も調べてみた。
「休みの取りやすさ」「時間の融通が利く」「職場との物理的な距離(在宅勤務有無)」「職場の人たちが子育てに理解がある」などが挙げられており、時間(距離)、職場の理解、休みやすさが大事だよなあと改めて思う。
子育てを取り巻く色々な問題
また、「小学校一年生の壁」や「四年生の壁」というのも良く聞くワードだが、子育てを取り巻く問題点はまだまだ多い。
保育園や学童に入れなかった
子どもの長期休暇
PTAなど親の活動増加
時短勤務が困難な勤務体系
子どもの学校生活へのフォロー
環境変化などによる子どものメンタルケア
うーん、これも難しい問題だ。
ワーママ/パパだけだったら、上記のような負担が少しばかり軽減されるかもしれないが、ここはやはり、時間(距離)、職場の理解、休みやすさといった会社の制度などハード面に左右されてしまう部分なのかもしれない。
<妄想タイム>子育てあるあるに共感し合う環境
少し情報収集ができたところで、妄想してみる。
そもそも休みや遅刻・早退が取りやすかったとしても、そんなに気軽であるべきではない事は分かっているが、やっぱり子育てが大変な時期もある。
例えば、幼児さんのイヤイヤ期・トイレトレーニング期。
実際に我が家はイヤイヤ期に片足突っ込んでいる息子がいるが、基本的にパジャマから着替えないから始まり、全てに対して嫌だ!と言って暴れて逃げる。そして泣いて怒る。
ワーママ/パパだけの課なら、お互いの子どもの年齢や状況を共有して、把握できている前提をつくりやすいと思う。そうなれば、こんなチャットだってしても良いのではないだろうか。
また、他メンバー宅でイヤイヤ対応が勃発することもあるだろう。そんな時は、すかさず誰かが声援チャットをくれるのだ。
そして、イヤイヤ対応メンバーが無事に出勤したら、お疲れさま!と声を掛け合える職場だったら良いかもしれない。そのメンバーの洋服に、食べかすや鼻水がついてたっていいじゃないか。
もちろん、普通の課でもあって良い話ではあるのだが、あくまで仕事のメンバーなので、子育てにフォーカスしたチャットを送り合うのもどうかなと思ってしまう。
そこがママ/パパだけの課なら、お互いに仕方ないよねと思い合えるような安心感がある。“分かってもらった上で出来る”ことで、時間に遅れてしまったり、早く帰らなきゃいけなかったり、"本来の自分であればやらない行動をしている罪悪感”から解放されるかもしれない。
ワーママが感じる、独身時代と同じように働けないストレス
これまでは「子育ての大変さを分かって欲しい」という気持ちをメインに書いてきたが、やはり自分の中にある気持ちはそれだけではない。
それは、独身時代と同じように働けないストレスを感じていること。
つらいと思いながらの深夜残業も、今となっては遠い懐かしい記憶。
最近の深夜残業といえば、子どもの体調が悪くて夜中にたびたび起こされ、結局夜通しで子どもを抱っこして朝を迎えた‥‥とかそんなものだ😂
残業に関しては、「出来る/出来ない」という家庭事情はもちろんあるものの、「する気がある/ない」という観点もあると思う。
独身時代と同じようにバリバリと働くママもいれば、時短勤務で家庭を優先しているママもいる。環境も考え方もそれぞれ異なるので、気にすることはないと思いつつ、どちらともつかない働き方を選ぶ私。ここも、葛藤ポイントだ。
私の場合はフルタイムだが、なるべく残業はしないように時間内に頑張って業務を終わらせるか、子どもが寝た後に残務を片付けて‥‥という生活。
仕事も子育ても、"ある程度は"できていると思う。
でも正直、どっちも充分にできているとは思えないところもある。
誰かと自分を比較することに意味はないと分かってはいるのだけれど、どうしても”ママ”という立場になると、何かを犠牲にしないといけない状況が多いのも事実だと思う。
妄想について、周りの23名へ意見を聞いてみた
ここで、note執筆メンバーの皆さんや同じ部署の仲間に協力してもらい、総勢23名の方へ「ワーママ/パパだけの課があったらどう思う?」という妄想への意見を集めてみた。
ワーママ/パパや、シングルの方など、様々な立場の方から沢山の意見を頂いたので、ぜひご覧頂きたい。
■ネガティブ寄りの意見
①カバー体制について
②業務内容や時間など
③気持ちの問題
■ポジティブ寄りの意見
①面白そう・楽しそう
②相互理解/同じ境遇によるメリット
③そのほか
■願望・こんなのどう?
■採用担当をしている方から、客観的な意見をもらいました!
そして、色んな人から話を聞いていくと、実は社内にワーママだけの課があったという衝撃の事実が分かった。
時短社員だけのチームでも、社員が活躍できる場を作るという目的で作られたチームで、過去にそのチームに在籍していたメンバーの話を聞くことができたので紹介する。
■ワーママだけの課に在籍してた社員さんの声
ご協力頂いた沢山の皆さん、本当にありがとうございます!!
ポジティブもネガティブも、それぞれの意見に対してその通りだな‥‥!と感じる言葉が並んでいるように思う。
そして色んな意見や実体験を聞いたことで、先ほどの妄想タイム②で触れた「子育てを取り巻く色々な問題」については、解決できる場合もありそうだとわかってきた。
今回、色んな方の実体験に触れて、私としても心の底からそう思うことができた。
「ワーママ/パパだけの課をつくったら?」夢いっぱいの妄想を発表!
これまでの考察を総合して、「ワーママ/パパだけの課があったらどうなるか」について、私なりの夢のようなまとめは以下となる。
※細かい規定は置いておいてくださいね!
■課の定義
■環境
■業務
■”気を遣わずに”やって良いこと
■願望
というわけで、ただの妄想が、皆さんのご意見を元に大きな妄想へと膨らんだ。
ご意見が届くたび、同じ境遇のメンバーが全国に沢山いるんだなあと心強く感じることが出来た。
また、ちらほら声に出ていた通り、ワーママ/パパという属性だけではなく、いろんな方と一緒にお仕事をすることは、”お互いにとって”とても大事だということも改めて感じた。(まとめておいてなんですが!笑)
三者三様のバックグラウンドをもって働いていることを理解し、踏み込んでまではわからなくとも、お互いに気遣い・助け合いをしながら仕事ができる環境がベストなんだということだ。
そもそも生きていれば、「子育てだけが大変」というわけではないのである。
最後に、子育てはこれからというご家庭や、まだまだ遠い先の皆さんに向けて。
なんか大変そう‥‥と思ってしまった方もいるかもしれないが、子どもはとても可愛いもの💗
これからもみんな各地で頑張ってるよな~と思いつつ、私自身も頑張りたいと思う!
完
ライター:AOMI
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