新卒就活はできなかったけれど、発達障害特性を活かしながら働けている今がある
今回は新社会人がお題ということで、自分の新社会人の時を振り返ったり、その他に思うことを書いてみたいなと思います。ただ、実は私は新卒での就職というものをしていません。
というのも、私は発達障害の特性を持っているのですが、大学在学中に発達障害の特性やその他色々な事情で周囲の環境に上手く対処できず、うつやセルフネグレクトの症状が出るようになったからでした。今回は、そんなおはなしができたらと思っています。
改めまして、こんにちは。ランスタッドのED&I(エクイティ、ダイバーシティ&インクルージョン)チームのみやぎです。
新卒としての就職活動ができなかった
うつやセルフネグレクトの症状が出ると心身ともに余裕がなくなり、この状態で新卒就活を突破することはどうしても無理でした。これは面接官や転職エージェントの方でなくとも、容易に想像がつくと思います。
なので、毎年4月頃にピカピカの新入社員の方の集合写真を見ると、「うお!まぶしい!」となります。
彼らの自信に満ちて「さあこれからバリバリ働くぞ!」という表情を見ると、自分の就活どころではなかった過去が思い出されてなんとも言えない気持ちになったりもします。皆さんの中にも、そのような気持ちになる方はいらっしゃるでしょうか?
日本の新卒就活は、万人向けではないかもしれない
私は大学在学時から思っていたのですが、日本の新卒の就活は万人向けとは言えないのではと思っています。
特に私の場合は、「もっと勉強したい!本が読みたい!」と思ってそちらを全力でやっていたら、他の学生は面接の練習やインターンなどをどんどんこなしていって、その忙しい空気感についていけませんでした。個人的には、もっと勉強に集中させてほしかったのです。
自分がやりたいことも全く分からなかったですし、「とりあえず有名企業、大企業の営業になればいいや」という考え方もどうしてもできませんでした。
発達障害の特性や自分のものの見方もあるとは思いますが、私の考え方として、どうしても就活のマジョリティに馴染めなかったのです。
でも、そんな私も今はランスタッドでED&I担当なんてやっているのですから、運命は分からないものだとも思います。
今この仕事に就くまでにも、その途中では本当に色々な人に助けていただきましたし、自分なりに努力も続けました。今でも、こうやって自分が納得できるようなキャリアを築けている自分に時々本当に驚くことがあります。
でも、どこかに必ず光や出口はある
これをお読みの方や、その周囲の方にも私のように就活で苦しんだ方がいらっしゃるかもしれません。
思うように就活ができなかったという方もいらっしゃるかもしれませんし、就職しないまま卒業した私がそうだったように、先が見えずどうしたらよいのか分からず、途方に暮れている方もいらっしゃるかもしれません。かつての私もそうで、出口も見えず、苦しくてつらい思いを沢山味わいました。
だからこそ、そのような方にお伝えしたい英語の言葉があります。
私は、この言葉に出会ったときに、確かにそうかもしれないと思いました。
というのも、これまでの本当に困難な状況を振り返ってみると、実は常に「こうしていたら助かっていたな」という解、出口があるように思ったのです。
しかし、困難のまっただ中にいるときには、なかなか出口に気付くことができません。なので、困難に直面したときにできることは「とにかく動く」ことだと思うのです。とにかく色んな人や機関などに助けてほしいと相談する。
自分の周囲には助けてくれる人や機関がなくても、もしかしたら他の町や東京などに相談先があるかもしれません。もちろん、その相談先がきちんと信頼できる人や機関なのかどうかは慎重に見極めることが必要です。
また、なかなか出口が見つからない時には、出口となるような偶然を待つことも必要なのだとも思います。
働くことは慣れてくれば楽しく、活き活きとできるものと思いますが、「学生からビジネスパーソンになる」という変化のフェーズは本当に大変なものだと個人的に思います。
どうかお身体に気を付けて、自分を大切にして、仮に今はそうでなかったとしても皆さんが活き活きと働けるようになることを心から願っています。
それではまた次の記事でお会いしましょう!
<ライター:みやぎ>
<みやぎさんの過去の記事はこちら>
<ランスタッドメンバーの記事はこちら>