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「30歳成人説」ってご存知ですか?

私がランスタッドに入社した際の面接官の方が世界一周旅行に出かけることになり、それを知った時は流石に驚きました!!(笑)

おっちょこちょいな私には世界一周なんてハードルが高すぎますし、途中で荷物をなくしたり、電車やバスのトラブルにあったりするかなんかして挫折するのはまず間違いないです。

一方で、彼女はしっかりした方ですし、ご夫婦で旅に出られるということですので、きっと助け合って世界一周を成し遂げるでしょう。
お二人の旅の無事と幸福を心から祈っております。

また、今回の彼女の決断に驚く一方で、なるほどな~と納得する自分もいました。というのも、私は「30歳成人説」を支持しているからです。

改めまして、みなさんこんにちは!ランスタッドD&I担当のみやぎです。

今回は、30歳成人説をベースに「ゆっくり、自分のペースで育つという多様性について」をお伝えできればと思います。


20~29歳の間は、成人するための準備期間?

30歳成人説というのはある有名な作家さんが提唱しているもので、精神年齢の面から言うと、今の30歳は昔の20歳にあたるという説の事です。
この考えでは20代というのは「成人してから最初の10年間」ではなく、「成人するための準備期間の10年間」となります。

私自身、自分の人生を振り返ってみると、20歳の時点、ましてや18歳の時点で大人だったとはとてもとても言えず、むしろ少しでもまともな大人になるための長く険しい道のりが始まった‥‥という感じでした。

そして、人は30歳になる少し手前、29歳頃に人生の転機を迎えるものだそうです。
それはまるで大人になるための最終ステップ、通過儀礼の様に不意に訪れたり、以前から考えていた計画を思い切って実行に移したりするという形で現れます。

自分の本当にやりたいこと、職業が見つかるのもこの時期が多いといわれています。
皆さんはどうでしょうか?
学生時代の就活の時期や、20代の前半くらいで自分の一生の仕事はこれだ!!と思えることが見つかっていた方はどれほどいらっしゃるでしょうか。
一部の方を除き、本当にやりたいことが早い段階で見つかることは少ないのではないかと思います。


良く育つものは、ゆっくり育つという考え方

私は基本的に、良く育つものは、ゆっくり育つと考えています。

ですが日本社会は同質性がとても強く、社会から早く早くと急き立てられて学校を卒業し、就職し結婚し…と人生を進めて行く流れがずっと主流なため、ゆっくりマイペースに育つことがなかなか難しいと感じています。

そして、社会の要求するスピードについていけない人々は引きこもってしまったり、なかなか社会復帰できなくなってしまったりすることが多いのです。

なので私はゆっくり育つこと、30歳成人説が社会に浸透することが日本人の幸福度アップや自殺率の減少、そして生き方の多様性に繋がると思っています。

日本の学生のほとんどは18~22歳で大学生活を終える一方、海外の大学の入学平均年齢は22歳ですし、幸福度の高い北欧では大学での学び直しをする人が多く、ノルウェーの大学入学年齢平均は30歳だそうです。

フランスでも人生が始まるのは20代後半~終わり頃らしく、日本では30歳になると老けた、人生が固まったと感じる人が多いのとは対照的です。

30歳までは準備期間だよ、それまでに好きなことを勉強したり、色々な職業に就いて適性を試したりすれば良いよ、と言えるような社会は今の日本よりもずっと多様性に満ちた、素敵な社会になるような気がしています。


あなたには、あなたのペースがあるから

いまnoteを読んでくださっている方にも、もしかしたら20~30代くらいで人生に焦っている方がいらっしゃるかもしれません。

でも(そんなに無責任なことは言えませんが笑)あんまり焦らなくても良いと思います。人生は30歳くらいからようやく始まるんです。

そして、30歳も40歳も50歳も、社会のスピードについていこうと焦りすぎず、自分のペースで育っていけたら良いなと思います。

世界旅行に出た2人のように、色んなものを見ながら、色んな人と出会いながら、あるいは色んなnoteや本を読んだりしながら一緒に少しずつ、ゆっくり成長していきませんか。

ライター:みやぎ
<みやぎさんのの過去記事はこちら>

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